コンプレッサの設置に関して気にしていないと故障の原因になったり、エネルギ効率が悪くなるので、
アネスト岩田さんのサイトに掲載されていた内容をアップしておきます。
参考にして末永くコンプレッサとお付き合いください。
設置について
コンプレッサは設置環境によりかなり影響され故障の原因となる事があります。
長く快適にご使用いただくために次の点にご注意ください。
ゴミやほこりの少ない場所を選んで下さい。
鉄粉・石粉・研磨粉・木屑などを吸い込むと、
吸込フィルタの目詰まりによる性能低下や圧縮機内部の異常摩耗による破損事故の原因となります。
周囲温度が0〜40℃で腐蝕性ガスのない場所でご使用ください。
- 0℃以下の使用は、ドレンの凍結により圧縮機各部に作動不良が発生する原因となります。
- 40℃以上の使用は、ベアリンググリスの劣化やピストンリングの摩耗を早め、寿命低下や破損事故の原因となります。
- 腐蝕性ガスの雰囲気での使用は、コンプレッサの寿命低下の原因となりますので、換気に十分ご注意ください。
室内で湿気の少ない場所に設置してください。
雨水がかかったり、湿気の多い場所(湿度85%以上)では、漏電や火災事故を起こす危険があります。
近くに爆発性ガス、引火性ガス(アセチレン・プロパンガスなど)可燃物のない場所に設置してください。
不適当な場所では、爆発・発火事故の原因になります。
水平で基礎がしっかりしている場所を選び、がたつきのないよう床面に設置してください。
設置が不安定ですと、扉の開閉がかたくなったり、異常振動や異音が発生する原因となります。
保守・点検が用意にできる場所に設置してください。
コンプレッサの周囲に人が入って、十分に点検できるスペースを確保してください。
2〜3台を並列に並べて運転する場合は、間隔を1m以上あけて設置してください。
コンプレッサどうしが温度影響を受け、コンプレッサの寿命低下の原因となります。
換気について
空気は圧縮すると発熱し、周囲温度を上昇させるので換気が必要となります。換気は排気ダクトによる局所換気と全体換気がありますが、局所換気ができない場合は、設置場所の周囲温度が40℃以下になるよう換気が必要となります。
換気量VA
※全体換気量で、温度5℃の場合です。
※換気扇の容量は、建屋の静圧(50Paなど)を考慮して選定してください。
※換気方式及び換気量については、別途お問い合せください。
給気有効面積A
定期点検について
(1) コンプレッサを安全かつ支障なく使用するためには定期的な点検が必要です。
(2) また、事業者に対し定期点検を義務づける法律もいくつかあります。
(3) 点検の実施については取扱説明書をよく読んで行ってください。