お客様のところで面白いお話を伺う。
梅雨の時期には湿度が高すぎて、事務所の床がびしょびしょになる。
普通ぼくらは、我が意を得たりと高い電気式の除湿器を提案する。
お客様がベテランの空調屋さんに相談したところ、
2Lのペットボトル4本に1L程度水を入れて凍らせてコンテナに載せてください。
あ〜ら不思議、床が湿らなくなったとのお話。
通常湿っている空気を冷やせば1㎥当たりに存在できる水蒸気の量は減る。
だから結露しやすくなると考えてしまう。
床より冷たいものが置いてあればその周囲で結露が優先的に始まるとは思い至らない。
より冷たいもののところで結露が起きるので床では結露しなくなるのだ。
ちゃんと凍らせたペットボトルは盛れないコンテナにおいてくださいね。
氷が溶けたら凍ったペットボトルに交換すること。
これで困った問題も安価に片づいてしまった。
工具屋泣かせである。